入社式は社会人として最初のイベント、そして社会人としてのスタートとなる日です。
大人としての一歩を踏み出す日でもありますね。
そこで、そんな大事な日に失敗しないように、事前に入社式とはどんなことをするのか、服装などのマナーや、準備しておきたい持ち物などをしっかりとチェックしておきましょう。
同期は仲間であり、ライバルです。
そんな同期にしょっぱなから遅れを取らないように社会人としての常識を身に付けておきましょう。
社会人になる心構え
学生気分、学生ノリは禁物
社会人になるということは大人としての一歩を踏み出すことです。
今までの学生気分とはしっかりと気持ちを切り替えて、大人としての自覚を持つことが大事です。会社という組織の中の一員となるということで、あなたはその会社に属し、他人からも入社する会社員として見られるわけです。つまりあなたの言動は会社としての言動として受け止められるということです。
学生時代のノリをそのまま社会人になっても続けていると、会社という組織の中では浮いてしまうことさえありますので気をつけましょう。
アルバイト感覚は忘れよう
学生時代にアルバイトをしていた人も多いはず。もちろんアルバイトとしてもしっかりと仕事をし、責任を持って働いていたでしょう。
しかし、それ以上に社会人には「責任」と「自覚」が求められます。仕事は与えられるものではなく自分から率先してやるもの。そこはアルバイトの仕事とは大きく異なると思います。指示されたことだけを淡々とこなすだけでは、会社に認めてもらうのはなかなか厳しいのが現実です。
入社式の流れ
入社式は緊張しますよね。なんだかわからないままに終わってしまわないように、しっかりと事前に準備しておくことが大切です。
そこで一般的な入社式の流れを頭に入れておくことで、当日の入社式をスマートにこなせるようにしておくことが大切です。
まずはじめに
入社式の出席する直前に最低でもチェックしておきたいことは携帯電話の電源を必ずオフにしておきましょう。入社式の緊張感のある静まった会場で、社長のあいさつなどが行われている時に自分の携帯電話が突然なることを想像してみて下さい。焦りますよね?そして印象は最悪です。マナーモードにしていてもアラームがなったりだとか、バイブの振動音が響くなんてこともありますので、マナーモードではなく完全に電源を切っておいた方が良いでしょう。
また、身だしなみもチェックしておきましょう。スーツに汚れやホコリはついていないか?髪型は乱れていないか?ネクタイは曲がっていないかなど、直前にトイレなどへ行って鏡を見ながらチェックしておきましょう。
1、社長のあいさつ、祝辞
まずはじめに社長のあいさつからはじまります。
皆さんを新入社員として迎えるのあたり、お祝いの言葉とともに激励の言葉があるでしょう。社長の話しが長かったり、つまらないと感じても居眠りなんてしないように、前の日はしっかりと睡眠をとっておきましょうね。
2、入社辞令授与
あなたはこの会社の社員ですと正式に認められる書類を受け取る入社辞令授与。改めてこの会社に入社したことを実感できる瞬間でもあります。気持ちの面でも決意を新たにする場面でもありますね。
3、新入社員による答辞
新入社員による答辞がない企業もあるようですが、この答辞はあなたを含めた新入社員を代表して述べる言葉でもあります。新たにする場面でもありますのでしっかりと耳を傾けて聞きましょう。
4、記念写真撮影
新入社員による記念写真撮影を行う企業もあります。ここでも事前に身だしなみをチェックしておきましょう。緊張しすぎないようにリラックスして下さいね。ただし、悪ノリやおふざけは禁物です。変顔やふざけたポーズなどはしないように。
5、オリエンテーション
それぞれ各部署の業務などの説明があったりします。自分に関係するところはメモしておきましょう。
6、懇親パーティー
企業によっては懇親パーティーが開かれるところもあります。同じ新入社員や上司などと交流をはかるいい機会でもあります。入社式後、実際に会社で働き始める際にもこの懇親パーティーでの交流が役立つことでしょう。積極的に交流をはかり親交を深めておきましょう。
ただし、お酒がふるまわれることもあり、飲み過ぎには十分注意してください。調子に乗りすぎるのは危険です。
入社式の服装とマナー
入社式にはスーツの着用が基本です。男女とも入社式に相応しい服装を事前に用意しておきましょう。前日になって慌てて購入しにいくなんてことがないようにしっかりと基本的なことは事前におさえておきましょう。
基本的にはスーツの色は黒を選ぶのが良いでしょう。紺やグレーでも構いませんが男女共に黒がオススメです。スーツは色以外にサイズも大切なポイントですので、必ずサイズを測ってもらって購入するようにしましょう。
シャツは無地の白、女性の場合はスキッパータイプのシャツが良いでしょう。
ベルトや靴は黒、男性の場合靴下も黒を選びましょう。
ネクタイはネイビーがオススメです。白のシャツとも相性が良いです。
入社式はあくまでも式典という認識で出席してください。フォーマルな場所ではフォーマルな服装がマナーです。
入社式は個性を出す場所ではありません。社会人としてのマナーを身に付けることで協調性があるかどうかを判断される場でもあります。オシャレをするという概念は捨てて下さい。
会社から何も指示がなかったからという考えもしないように。
入社式でマナーをわきまえた正装をするのは社会人として常識です。指示があろうとなかろうと関係ありません。それが社会人なんです。入社式の正装はスーツというのは当たり前の常識として存在しており、服装の指定をわざわざ会社がすることでありません。
逆にスーツ以外でという場合は指示があることもあります。が、それでもスーツを着て行きましょう。
入社式に必要な持ち物
カバン・バッグ
入社式では様々な書類を受けることが多いので、A4サイズの書類がしっかりと入るカバンを用意しておきましょう。
筆記用、メモ
入社式においてオリエンテーションなどでは必要な情報などが伝えられることもあります覚えておけばメモを取るまでもないなんて考えはやめておきましょう。後で後悔しますよ。人に聞けばいいだろうなんてもっての他。メモをとることはビジネスにおいては基本中の基本です。
印鑑、預金通帳
給与の振込先などの手続きが行われる場合に必要になります。会社によっては振込先の銀行を指定される場合もあります。事前に口座を開くなどして準備しておきましょう。
身元保証書
事前に提出済みの場合もありますが、入社式のタイミングで提出する場合は忘れずに。保証人のサインが入っているかも確認しておきましょう。
卒業証明書
ほとんどの場合3月中旬までに郵送、提出済みですが、済んでいない場合は学校に発行してもらい提出が必要です。
国民年金手帳
基本的に入社と同時に年金手帳を会社に提出し、後は一括して会社の金庫で管理するところがほとんどです。
その他事前に渡されている書類など
機密情報や発明・著作物に関する同意書など企業によっては同意書の提出が必要な場合もあります。内容を確認し、サインをして準備しておきましょう。
ハンカチ、ハンドタオル
お手洗いなどで手を洗ったあとに必要です。濡れた手をスーツで拭かないように。せっかくのスーツが台無しです。
手鏡
女性は特に持っておいた方がいいですね。身だしなみのチェックをしっかりしておきましょう。