毎年エイプリルフールになると様々な会社や企業がエイプリルフールに乗っかって自社のWEBサイトやSNSなどで、絶対にあり得ないような内容の商品やサービスなどを紹介しています。
中には、それなりにコストを投じてエイプリルフールのネタ用を作っている企業もあります。
なぜ、そこまで力を入れてエイプリルフールというたった1日の為にネタを仕込むのでしょうか?
エイプリルフールのネタは広告
エイプリルフールに企業が実際には実現出来ないようなウソのネタを作るという流れはここ最近になって増えてきています。
これにはインターネットの普及、そして何よりもSNSの普及とそれに伴った利用社の増加が大きな理由でもあります。
なぜSNSの普及がエイプリルフールのネタを仕込むことに関係があるのかというと、それは絶大な広告効果を生み出す可能性が大いにあるということです。
通常、企業が自社のアピール、新商品や新しいサービスを展開するにあたり必ずある程度のコストをかけて、宣伝をします。
テレビやラジオ、新聞、チラシ、雑誌、WEBなどで宣伝をするわけですが、それには必ずコストが生じてきます。
しかし、エイプリルフールのネタを例えば自社のWEBサイト、あるいはSNSなどで公開したとします。ここまでですとかかるコストは制作費のみになりますね。
通常であれば、それをさらに多くのユーザーに目に触れるように広告を出すのですが、エイプリルフールのネタの場合、その内容が面白ければ面白いほど、メディアが取り上げてくれたり、一般ユーザーが紹介してくれたりします。
特に一般ユーザーがSNSなどで取り上げてくれ、それが話題になると一気に拡散されます。
これは広告費を一切かけずに、勝手にエイプリルフールのネタが広まり多大なる広告として効果を生み出してくれるのです。
なので、より面白くて話題になるようなエイプリルフールのネタを企業はこぞって考え、公開しているのです。
中にはエイプリルフールのネタとして動画を制作して公開している企業もあります。
それほどこのエイプリルフールのネタは今や企業のマーケティングにおいて、重要なひとつとして考えているのでしょう。
もちろん、話題にならなければ意味がありません。メディアやユーザーが面白いと思わなければ紹介してくれませんし、たった1日のエイプリルフールなので、ネタ広告を知らないまま終わってしまうなんてこともあるでしょう。
しかし、エイプリルフールのネタ制作にコストはかかるものの、実質タダで多大なる広告効果を生み出してくれるチャンスを秘めているのです。
大企業でなくても、大企業がかける広告費並みの効果を発揮出来る可能性があるということです。
企業のイメージアップ
エイプリルフールのネタが話題になると、この会社は面白いことを考える会社なんだなと、ユーザーな他社に思わせることが出来ます。
これは企業のイメージアップに繋がるチャンスでもありますね。
ただし、ひとつ間違えると、逆効果になってしまう可能性もあります。
良いイメージで話題になればいいのですが、悪いイメージで、批判的な拡散のされ方をしてしまうとイメージはガタ落ち。
企業の認知は高まりますが、良い高まり方ではないですよね。
エイプリルフールのネタを考える場合は、その辺りも注意しながら制作していく必要があるということですね。