母の日と言えば赤いカーネーションが定番ですよね。
ただ、カーネーションの色は赤だけでなく様々な色があります。
その色によって花言葉が違うので、花言葉に合わせて選んでみてもいいかもしれませんね。
母の日とカーネーション
母の日はいつから始まったのか?
母の日はアメリカのウエストヴァージニア州に「アンナ・ジャービス」という女性が敬愛する母親のために祝日を設ける運動をはじめたのがきっかけだそうです。
アンナの母は「Mothers Day Work Club」という地域の医療補助活動を行うボランティア団体を組織し、1905年の5月9日にその生涯を終えました。そんな偉大な母の活動を多くの人に知ってもらいたく、アンナは「母親のための祝日を設ける運動」をはじめ、それがアメリカ全土に広がっていき、やがて全世界へと広まったとされています。
カーネーションは母性愛の象徴
カーネーションは古代ヨーロッパでは神にささげる花冠を作るのに使われていた花だそうです。
また、カーネーションは母性愛を象徴する花とされており、キリストを見送った聖母マリアの涙から生まれた花とも言われています。
白いカーネーションは十字架に架けられる前のキリストとマリアを、赤いカーネーションはキリストの体から散った血の色や復活したキリストを象徴しています。
カーネーションの色と花言葉
赤色のカーネーションの花言葉
赤いカーネーションは母の日に定番の人気の色でもあります。カーネーションと言えば赤色を思い浮かべる人も多いはず。
そんな赤色のカーネーションの花言葉は
「母の愛・母への愛」
まさに母の日にふさわしい花と言えるでしょう。
白色のカーネーションの花言葉
白いカーネーションは亡くなったお母に、生前の感謝を込めて贈るという花としされています。
健在する母に送る花としては避けた方がいい色かも知れません。
純白のカーネーションはとても綺麗ですが、その意味にこだわるのであれば別の色を選びましょう。
ちなみに白色のカーネーションの花言葉は
「私の愛情は生きている」「純粋な愛」「尊敬」
ピンク色のカーネーションの花言葉
ピンクのカーネーションも母の日には人気の色となっています。赤色に比べてピンク色のカーネーションは優しい印象を与えてくれます。母のイメージに合うのであればピンク色のカーネーションもオススメです。
花言葉は
「感謝の心」「女性の愛」「熱愛」「美しいしぐさ」
日頃の感謝の気持ちをより伝えたいということであればピンク色のカーネーションを選ぶのもいいですね。
オレンジ色のカーネーションの花言葉
オレンジは太陽のように鮮やかな色で元気を与えてくれる色ですね。元気になって欲しいという気持ちでオレンジ色を選ぶのもいいかもしれませんね。
オレンジ色のカーネーションの花言葉は
「情熱」「熱烈な愛」「清らかな慕情」
赤色のカーネーションよりもさらに強い愛情を表現しているようなイメージでしょうか。
黄色のカーネーションの花言葉
淡い黄色のカーネーションは優しい印象を受けますよね。
しかし、母の日に贈る色としては花言葉から見るとあまりふさわしくないかもしれません。
黄色のカーネーションの花言葉は
「軽蔑」「嫉妬」「愛情の揺らぎ」
実は黄色はキリストを裏切ったユダの服の色であり、裏切りや異端者の色とされていた歴史があるのです。ヨーロッパなどでは黄色はあまり良いイメージではないようです。
ちなみに黄色いチューリップの花言葉は「実らぬ恋」だそうです。
どうしても黄色を選びたい場合は花言葉とは関係なくあえて選んだんだよと伝えて贈った方がよさそうですね。
何も言わずに贈って、母が黄色のカーネーションの花言葉を知っていたらと考えると悲しい気持ちになってしまいますよ。
青色のカーネーションの花言葉
落ち着いたクールな印象を与える青色のカーネーションですが、その花言葉は
「永遠の幸福」
素晴らしい花言葉ですね。
青色のカーネーションは珍しい色なので、毎年定番の赤色のカーネーションを贈っている人は、少し変化をつけてみるには良い色かも知れませんね。
ちなみに青いカーネーションはもともと自然界にはなく人工的に作られた色だそうです。サントリーとオーストラリアの企業で共同開発して作られたそうで「ムーンダスト」という名前が付いています。「ムーンダスト」真っ青というよりはどちらかと紫に近い青色になります。
紫色のカーネーションの花言葉
エレガントなイメージを彷彿させる紫色のカーネーション。
その花言葉は
「誇り」「気品」
というようにイメージ通りのもの。
気品あふれるクールな母に贈るにはピッタリですね。
虹色(レインボー)のカーネーションの花言葉
なんと虹色のカーネーションもあるんです!
知ってましたか?
かなりインパクトのあるカーネーションで、一本だけでもかなり存在感がありますね。
虹色のカーネーションは、白いカーネーションに特殊な技法で色を吸わせて花びらを染めて作るそうです。
なんだかハッピーで元気に花ですね。
花言葉は
「感謝」
母の日にピッタリですね!
珍しい色なので、母の日以外のプレゼントとしてもサプライズ性が高く人気です。
単色だけでなく様々な色を混ぜて花束に
カーネーションを贈る場合、花束や鉢植えにして贈ることが多いと思いますが、花言葉や単色で贈りたいというこだわりがなければ、いくつかの色をミックスしてみてもいいですね。
例えば赤とピンクと白、あるいはオレンジとピンクと白、といったように同系色で混ぜ合わせるとまとまりが出ます。お花屋さんで相談しながら選んでもいいかもしれませねんね。
カーネーションの贈り物は鉢植えがオススメ
カーネーションを贈る場合、一本だけで贈る場合、花束で贈る場合、鉢植えで贈る場合などがあるかと思いますが、複数本の束で贈るのであれば鉢植えされたものをオススメします。
鉢植えされている場合、もらってすぐに飾ることが出来ますし、結構可愛い鉢にこだわって売っているお店もたくさんあります。
花だけでなく鉢も込みでお母さんにお似合いのカーネーションをプレゼントしてあげて下さい。
まとめ
同じ花でも色によって違う花言葉。しかも、同じ花でも様々な意味を持っている場合もあります。花言葉を参考に色を選ぶのももちろんいいですが、色のイメージや母の好きな色を選ぶと良いでしょう。
ただし、色によっては母の日にはふさわしくないこともあるので、どうしてもその色にこだわる場合は、なぜその花を選んだかなども一緒に伝える様にした方がいいでしょう。
場合によっては誤解も招く恐れもあります。
もちろん一番大事なのは、感謝の気持ちを込めて贈ることなので、その気持ちが伝わる贈り物であればお母さんはきっと喜んでくれるでしょう。